記事の内容
〚取材〛イーアスつくばプラザ校
〚講師〛坂入理恵(愛称:よっしー)
教室の「今」を伝える「教室訪問」。前後編2回に分けてお届けしているイーアスつくばプラザ校の後編です。前編では、学校とは違う、講師との距離感から、自分の気持ちを出しやすく、なおかつ一人のお子さまが長く見守られ続けていくことで育まれる「自信」についてご紹介しました。後編では、教室でさらに育まれる「自信」の先にあるものについて語ってもらいました。
目次
1.安心感から自信、 そして探究心へ
学校とは異なり、少人数で気持ちを出しやすい英語教室。長くひとつのことを学び続けることで「他人ではなく、過去の自分との比較の中で感じる成長、達成感」が自信につながることがわかりました。
また、坂入先生はそんな子どもたちの姿から、さらにキラリと光る力を見出しているようです。
「そもそも英語習得って、『何を言っているのかわからないなぁ』ということを
どんどんわかるようになってくるという活動です。その中に楽しさがあったり、もどかしさがあったり、心が動くやりとりが含まれているんですが・・・」その中でも「伸びているな!」と感じさせる生徒さんが共通して身につけているものが「探究心」とのこと。
2.難しい時にも 「笑っている」子どもたち
「英語が好きで、続けて、伸びている子たちって、『難しいこと、わからないこと』があった時に、『笑ってる』んですよ! 『なにコレー!知らなーい!(笑)』って気持ちが高まっているんです。わからないことに対する『武者震い』のようにも感じます。
今はわからないことだけれど、レッスンや自分で調べたりしたらわかるようになる。そのことを最初から信じているんです」と坂入先生。
もちろん、人によって気持ちの高まりは異なりますし、同じお子さまでも『時に難しいこと、わからないことに出合うこと自体に疲れちゃっている』時もあります」
そんな時に大切にしているのは、「自分のモチベーションの高さ、前のめりな姿をキープして、見せ続けること。『なんだろうねーコレ! わかんないから調べてみるー?』って子どもたち以上のトーンで伝えます」
坂入先生が、教室から意識して消し去ろうとしているものが「めんどうくさいという感覚」。「間違っていても言ってみる。わからなくても予想してやってみる。それって子どもたちにとっても、大変なことだとわかっているからこそ、わたしはあえて、行動させる身近な大人でいたいんです」
3.わからないことは教室に持ち込ませて
最後に、坂入先生に「おうちのかたに伝えたいこと」を聞いてみました。
「ご自宅でホームワークや、英語の勉強のしかたでお子さまが『わからない』ことがあった時に、『なんでわからないの?』と言わないでほしい、と伝えてます。答えを教えてあげてしまうのでもなく、『そうかわかんないんだね、じゃあ先生に相談してみなよ』って、教室に持ち込ませるようにしてほしいんです。そのほうがずっと、子どもは前向きになります。わからない、を自信や達成感に変えるための場所が教室なんです」
これも少人数で、自分を出しやすい、家や学校とは違う「第3の学びの場」を持つメリットかもしれません。そして、そこで身につけた探究心は必ず学校や家での学びの姿勢へとつながっていくのかもしれません。
坂入先生から、おうちのかたに伝えたいこと(約1分40秒)