記事の内容
2018年4月、「Benesseこども英語教室」と「こども英会話のミネルヴァ」という2つのブランドが統合し、「BE studio」という新しい英語教室としてデビューしました。2つの教室が様々なシーンで積み上げてきた指導成果を生かし合いながら、これからの時代に合った新しい英語体験を創出してまいります。今回は、統合したブランドに含まれるものが「英語教室だけではない」ことを皆様に知っていただきたく、グループ内のインターナショナル・プリスクールをご紹介します。参考にしていただけるお話もたくさんあります。ぜひお読みください。
目次
1:英語を習慣に結びつけるのに
大切なこと
(今回は、BE studioのグループであるインターナショナルプリスクール「BL-Kids(兵庫県)」園長、島雄昭江先生にお話をうかがいました)
スクールでは、小学校入学までにバイリンガルを育てることを使命としています。ですから、1日の始まりから、帰路に着くまで、幼稚園としてのカリキュラム以外に、挨拶から食事、トイレ、掃除など暮らしにまつわる対話もすべて英語でなされます。また、子どもたちがすべてにおいて「主体」となることを重視しており、 3歳以上になると、朝の会で「今日の予定」も子どもが英語で発表します。もちろん、最初から理解ができるということではなく、習慣として使う言葉を、先生や他のお友達をモデルにしながらマネして、繰り返して、自分のものにしていくのです。大切なことは、英語習得をただの言語学習に留めるのではなく、「お片づけが上手にできたね!」という生活習慣の中にある、感情のやりとりと結びつけたり、踊りや、身体を動かす遊びの中にある楽しさと結びつけて 英語を使うこと。これはBE studioの教室でも同じく大切にされていることです。
2:大人の姿勢が子どもに
影響を与える
一方で、他者からの影響も非常に大切です。スクールで非常に力を入れている「発表会の準備」を例に説明します。演目の練習が英語で成されることも重要ですが、私たちは、こうしたある種の創作活動にかける熱意、あるいは子どもたち自身が何かを達成することへの関心を伝えることを重視しています。子どもたちの着る衣装は先生による手作りなのですが、それを一生懸命、楽しそうに先生が作っている姿を見せることが、子どもたちの活動全体に対するモチベーションや愛着を引き出すのです。また、演目を、おうちの方がよく知っている物語や曲にすることで、ご家庭でも積極的に話題にあげていただき、おうちの方の興味関心も伝えていただくようにお願いしています。大人自身の情熱、子どもたちへの興味関心、愛情が子どもたちの成長をさらに後押しするのです。
3:おうちでできることも
たくさん
ご家庭でも、英語環境、習慣を取り入れたり、動機づけをするアイデアはたくさんあると思います。例えば、英語教室では教材としてCDなどの音源があると思いますが、それを普段からよくかけておくことは非常に大切です。車の移動中の音楽にするなど、習慣づけしやすいシーンはたくさんありますよ。おうちのかたがもし英語が苦手だとしても心配はいりません。大事なことは、おうちの方が、お子さまが英語を学んでいることに興味関心を持っていることと、(年齢が上がると)英語ができることで果たせる夢があることを伝えてあげること。これだけでも、子どもの自主性は大いに引き出されます。レッスンの送り迎えの際に、「今日はどんなことをやったの? すごいね!」と話を聞いてあげるだけでも、とても効果があると思いますよ。
また、最近ではおうちの方でスマートフォンをお持ちの方も多いと思います。教室で習った歌を、動画サイトを音源として家庭でも楽しんだり、お子さんの音読や英語遊びを、動画として記録するのもオススメです。英語にふれるだけでなく、おうちの方の関心が、自分の英語に向けられるのを感じることも、お子さんの動機付けに大いに役立つはずです。せひ、試してみてくださいね。
[BL-Kidsについて]
兵庫県、宝塚市にある「BE studio」グループのインターナショナルプリスクール。園での生活は全て英語で行う『トータル・イマージョン教育』を通して、さまざまな文化・生活習慣に触れ、社会協調性・国際性の芽を育てる。
[(インタビュー)園長のご紹介]