記事の内容
ベネッセビースタジオは以下の教育理念を掲げています。
『心の通うコミュニケーションを通じ、世界の人たちと手をとりあい、新たな価値を創り上げられる人を育む。』
ビースタジオでは、英語教育を通じてそんな人を育てていきたいと考えています。
普段のレッスンとは違う形で年齢や性別、立場や国籍などをこえた、ダイバーシティ(多様性)の重要性を生徒に学んでもらいたい。この想いから試験的に、一部教室の生徒・保護者さまとダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」(東京:竹芝)で『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』に参加しました。
今回は12月に開催された「LOVE IN THE DARK クリスマスバージョン」の様子をご紹介します。
目次
1. イベントレポート
ダイアログ・イン・ザ・ダークとは、完全に光を閉ざした“純度100%の暗闇”の中で「アテンド」と呼ばれる視覚障がい者のスタッフと遊び、対話をするソーシャル・エンターテイメントです。アテンドから説明を受けて、自分に丁度いいサイズの白杖を探すところからスタート。
会場の中は完全な暗闇で、白杖を頼りに自分の周囲にあるものを確認し、進むことになります。
暗闇の中では白杖だけが頼みの綱ではありません。アテンドや一緒に入る仲間たちと協力し、進んでいきます。
参加者各々が緊張や楽しみなど色々な思いを持って、いよいよ暗闇の中に入場です!
暗闇の中でアテンドや他の参加者と対話し、遊びながら、他者への思いやりや協力することの大切さ、楽しさを学びました。参加した親子同士、みんな初対面で体験前は緊張気味で言葉を交わす様子もなかったのですが、90分を共に過ごすことにより一緒に何かを成し遂げた仲間のような雰囲気になりました。そして、いきいきとした表情に!
日常の世界に戻ってきて、暗闇の中で自分たちを導いてくれたアテンドから「移動したいので手伝ってくれませんか?」とお願いされた時、生徒たちは駆け寄ってみんなでアテンドの手を取り、歩き出しました。
視覚障がいがあるアテンドとの交流を通して、障がいや異なる文化を持つ人々とのコミュニケーションを取ることに前向きになったようです。
人と人との関りや対話の大切さ、相手を思いやる気持ち、仲間との達成感、他者への関心、自己肯定感など、たくさんの気づきや学びを得る機会になりました。
2. イベントに参加した保護者さまの感想
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」(東京:竹芝)
施設紹介
2020年、東京・竹芝に誕生。子どもから大人まで、みんなが対等に楽しめる真っ暗闇
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をはじめ、音のない世界で表情やボディランゲージで
楽しむ「ダイアログ・イン・サイレンス」、年齢や世代を超え、生き方について対話をする
「ダイアログ・ウィズ・タイム」などを開催。世代、ハンディキャップ、文化、宗教、民族、
世の中を分断しているたくさんのものを、出会いと対話によってつなぎ、ダイバーシティを体感するミュージアムです。